かぐや いざ月へ!!

H−IIA F13打ち上げ旅行記 07/09/14

衛星の部品取り付けミスで1ヶ月延期となった、月探査衛星を搭載したH−IIA 13号機。

しかし、打ち上げ予定日の9月13日が近づくにつれ、天候が怪しく・・・。

果たして、予定通り打ち上がるのだろうかと、心配しつつ種子島へ向かうこととなった。

さて、いつもは車+船で行くのだが、今回は遠方からなので、体力と時間を考えて、
鉄道と船で行くことにしました。

本音は、7月から運行を開始したN700&ずっと乗りたかった九州新幹線に乗るためという感じなんですけれど(^^;

やってきましたN700系新幹線

ウワサ通り(?)、ほとんど減速を感じることなく(名古屋駅に着く手前で初めて減速を感じた)快適に博多まで運んでくれました。

全席禁煙というのもいいですね。

秋雨前線が日本付近を覆い、この日は富士山は残念ながらみることができず・・・。
(富士山の半分だけ見えている図→)

そこへ、速報で打ち上げが14日以降に延期に・・・。ううう(TT)

というか、週間予報を見ても、14日以降ほとんど天候の良さそうな日がないじゃん、
17日(夏休みの期限)までに打ち上がってくれないと困るよ〜〜〜ぅ。

と思いながら、九州へ向かうのでした。

ところが、九州へ上陸すると、結構天候良さそうじゃん。

もしかしたら???なんて期待をしながら、
いよいよリレーつばめ&新幹線つばめで南下を開始します。

つばめは3年ほど前に新八代で見た以来だよぅ。

しかも、H-IIAF4でドリームつばめに乗った以来久しぶりのつばめです。

 

南下をするつばめ、そして、なんだか一緒に南下しているような気がする秋雨前線・・・

これは期待できそうかなんて、思いながら鹿児島へ到着しました。

←実際には帰りに撮った写真

さすがに種子島行きの船は着いた頃にはありませんので、鹿児島で一泊しました。

そして、翌朝、種子島行きのフェリーわかさに乗るため南埠頭へ

おっとっと、こっちは高速艇のりばだった。

わかさの乗り場はこの左へずっと行ったところにあります。

こっちこっち、写真右方向に上の写真の建物(高速艇のりば)があります。

左写真奥にフェリー乗り場が・・・

ありました、ありました。

こちらがフェリー乗り場です。

ここからは種子島の他に、屋久島行きのフェリーが出ています。

そういえば、F4の時は、当時、出島というフェリーで種子島へ向かったんだなぁと思い出す。

今回はわかさです。

桜島が真正面でお出迎えです。

今回もいい桜島です。よしよしっと。

そして、今回お世話になるフェリーのわかさです。

昔(出島)のイメージがあったので、すごく豪華になっていてビックリ。

さて、8時半がきました、出港です。

出港からおよそ30分〜1時間、向こうの方に指宿が・・・蜃気楼で見えてきました。

ご存じでしょうか、指宿にある知林ヶ島(引き潮になると歩いて渡れる島:写真左)に、本とよく見ないとわからない蜃気楼現象が起きるんです。

といっても、見られるのは海上からになるので、普通には見られないとは思いますが・・・。

ということで、知林ヶ島の方でも多少出ていたのですが、陸側の方がよく見えていたので、そちらを中心に写真を拡大してみました。

陸の陰のしたに、白っぽく筋が入り込んでいるのが見えるでしょうか。

空気がレンズの役目をして、陸が浮いているように見えるのです。

少し、指宿に近づきました。

すると、指宿の市街地がわき上がる感じにポツポツと出てきます。

さらに近づくと、だいぶ現象が見にくくなってきて陸と海がくっついてきました。

 

というような感じで、指宿でちょっとした蜃気楼現象が楽しめますので、もし船に乗る機会があれば、見てみてください。

ただ、あまりにも小規模なため、双眼鏡などを使わないと見えないかもしれません。

と、蜃気楼を見ているうちに、開聞岳が見えてきました。

船はいよいよ外海へと出て行きます。

反対には佐多岬が見えてきました。

そして、向こうの方には種子島は・・・残念ながら見えず、秋雨と思われる、前線の雲が・・・

到着まで時間があるので、グーグーグーZZZ

と行っている間に、種子島が見えてきましたよ。

ロケット型の灯台がお出迎えです。

およそ9ヶ月ぶりの種子島上陸です!!!

しかし、曇っているなぁ〜。大丈夫だろうか・・・

車で来なかったので、レンタカーを借りましたが、
店員さんの話によると、ついさっきまで大雨だったとか。

やっぱり回復に向かっている?うーん、どうなんだぁーーーー!!

予定の13日が延期になったので、久しぶりにブラブラと島一周をしてみる。

そして、夕方いつもの看板に出会いました。

 

14日の打ち上げが10:31なので、1:01から通行止め・・・

別に1:00でいいじゃんと突っ込みながら、ロケットの丘を目指します。

ロケットの丘に到着しました。

F11の後が生々しく残っています。

4本ブースターは火力強すぎのようで・・・。

さて、予定だった13日ですが、延期のため、丸一日時間がある、

というわけで、穴場なんていうものを調査してみましたw

でも、見るにはいいかもしれませんが、写真を撮るには向かないですかね。
私有地&立ち入り禁止ですし、警備もあるようですし、

右写真は上里から見た射場ですが、私はこちらの方が遠くてもよく見えていいかなと思います。

穴場は写真のどこかに写っていたりいなかったりw

次は上里よりちょっと北にある、ご視察所からです。

雨が強くなってきて、写りがよくありませんが、写真中央よりちょっと左に組み立て棟があり、

そのすぐ横に射場があります(射場左の避雷針が組み立て棟に隠れてしまう)

ほとんど真正面に見える場所で、カウントダウンなども流れます。

長谷公園もよいですが、写真を撮るならここか、上の上里付近がよいかと思います。

射点移動が近くなってきたので、再びロケットの丘へやってきました。

常連さんやはじめてさんと情報交換していると、ちょうど組み立て棟(VAB)と射場のど真ん中に虹が降りてきましたよ。感動!!

写真だとわかりにくいですかね。写真中央のちょっと赤みがかったところです。

なんかいい感じだよぅ。打ち上げ成功と、それよりもなによりも、晴れることを祈りつつ。

 

でも、そんなのんびりしたことも言ってられないぞ、熱低は南海上をウロチョロしているし、さらには、急激に発達して台風へ変化した低気圧が北上している!!

打ち上げは本当に明日行われるのか!!!

さて、ポツポツと雨の降る中、組み立て棟の扉が開き始めました。

この扉、高さ67mの世界一大きな扉としてギネスに載っているのだとか。

写真をクリックすると動画がご覧いただけます。

※ご覧いただくためにはQuickTimeが必要です。インストール方法はこちらから。

いよいよ射点移動開始です!13号機がゆっくりと射点へ移動していきます。

それを見る報道陣→
赤く光っているのはヘルメット

射点移動も終わり、いよいよ打ち上げ・・・

とちょっとホッとしたのもつかの間、再び強い雨が降り始めました。

明日は本当に晴れるのだろうか、そして打ち上げは???

上里より、ロケットを望むとこんな感じです。

さて、打ち上げ当日、3時頃目が覚めると・・・

 

空にたくさんプツプツしたものが・・・

ああ星か、多少は晴れたんだなぁと思い、様子見で外へ・・・

!?!?!?

うぉぉぉぉぉぉ!!!!!!

なんですか、この星の数は!しかも天の川バッチリ!!!!

そう、寝ている間に雲はどっかへ去り、ほぼ全天晴れ渡っていたのです!!!!

そう、前日急に出現した台風が、前線などを押しのけて本当にごくわずかですが、
晴れ間を運んできたのです。

夜明けのH-IIA

多少高層の雲が残る程度で、雨をもたらすような雲はなく、

まさに打ち上げ日和になりました。

昨日までの豪雨が本当に嘘のようです。

あとは打ち上げまで待つばかり・・・

さぁ、まもなく打ち上げです。

ちょっと雲はあるけれど、これなら分離まで見られるか?!

5 ・ 4 ・ 3 ・ 2 ・ 1 ・ リフトオフ!!

バリバリバリ!!

轟音とともに上へ上へ、そして、SSB分離!やった見えたぁ!

 

そう、今回は今まで見られなかった補助ロケット(SSB)分離を絶対に見る!
ということで、双眼鏡でロケットを追尾。
そして、SSB分離確認!

これまで撮影中心でいつも見ることができなかった分離を今回ようやく見ることができました。
残念ながら映像には撮ることができませんでしたが・・・。

さてさて、その動画は右の画像をクリックするとご覧いただけます。
(第2点火と言っているのはSSB点火のことです)

※ご覧いただくためにはQuickTimeが必要です。インストール方法はこちらから。

晴れ渡る空にロケット雲が伸びる。

いつもなら、結構残っているのだが、この日は風が強くあっという間に吹き流されてしまいました。

さてさて、打ち上げも終わったところで、今度は台風も迫ってくるので、

島に滞在したいところだけれど、欠航になると困るので、足早に種子島を後にするのでした。

今回の打ち上げ記はこれでおしまい・・・

おっと、その前に、帰りの船から二重の虹が見えました。

そして、こちらにぐんぐん迫ってくる

あれよあれよという間に二重の虹の足が手の届くところに、

最後にはまん丸の虹になりました。

 

おしまい。